現在、私たち夫婦の積立先は、どちらも「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」です。
前の記事では、NISAの積立額を一人あたり月3万円から8万円へ増やした経緯を書きました。今回は金額ではなく、なぜ夫婦でオルカンを選び、他の商品を増やさずに積み立ててきたのかを整理します。
最初からオルカンだけに決めていたわけではありません。私はインド株の投資信託も買っていました。それでも現在オルカンにまとまっているのは、分散投資だけでなく、私たちが無理なく続けられる商品だと感じたからです。
NISAを先に始めたのは私だった
NISAを始めたのは2023年です。
以前から投資に興味があり、本やYouTubeを見ながら少しずつ勉強していました。私がNISAを始めると、妻も「自分もやってみたい」と言ってくれたため、二人で両学長の動画などを見ながら商品を調べました。
妻が最初に選んだのはオルカンでした。日本の投資関連の動画ではオルカンがよく紹介されていて、初心者だった私たちにも情報を見つけやすい商品でした。
私もオルカンを買いましたが、それだけではありません。当時よく話題になっていたインド株の投資信託も追加しました。
私はインド株の投資信託も買っていた
2023年頃は、インド市場の成長に期待する情報をよく目にしました。
私も「オルカンだけより、少しでもリターンを増やせるかもしれない」と考え、インド株の投資信託を購入しました。投資を始めたばかりだったからこそ、話題になっている市場も試してみたかったのだと思います。
その商品は後に売却しました。売却時は数千円から1〜2万円ほどの損失だったと記憶しています。
インド株を買った経験そのものを後悔しているわけではありません。また、インド株を売却したことが、オルカンにまとめた直接のきっかけだったわけでもありません。その後の積立先としてオルカンを選んだのは、個別の国に期待するより、世界全体にまとめて投資する方が長期投資を続けやすいと考えたからです。

オルカンを選んだ3つの理由
1.一つの商品で世界中の株式に分散できる
オルカンは、日本を含む先進国や新興国の株式に一つの投資信託で投資できます。
私たちが商品を選んでいた頃は、日本株も米国株も好調に見えていました。どちらか一方に絞るより、両方を含む世界全体に投資すれば、それぞれの成長を取り込めると考えました。
一方で、全世界に分散していても株式中心の商品なので、価格が大きく下がることはあります。「オルカンなら安全」という意味ではなく、特定の国だけを選ぶより投資先を広げられる点に魅力を感じました。
2.国や地域の割合を自分で調整しなくていい
複数の国や地域の投資信託を自分で組み合わせる場合、どの割合で持つかを考え、必要に応じて調整しなければなりません。
オルカンは、連動する指数の構成に応じて、投資する国や地域、銘柄の比率が変わります。日本、米国、新興国をどの割合で持つか、私たちが細かく決め直す必要がありません。
分散したい気持ちはあっても、配分を考え続けたいわけではなかったため、この手間の少なさが自分たちに合っていました。
3.自動積立にして、投資を気にせず生活できる
現在は、夫婦ともに新NISAのつみたて投資枠を使い、それぞれ毎月8万円をオルカンに積み立てています。
設定後は、相場に合わせて購入額を変えたり、毎月買い付けの操作をしたりしていません。妻は証券口座をほとんど確認せず、私も頻繁には見ないようにしています。
値動きを毎日確認していないため、相場の状況に合わせて積立方法を変えることもありません。良い意味で投資を気にせず、普段の生活に集中できることが、オルカンを続ける一番大きな理由かもしれません。

妻が投資を気にしなくても続けられている
我が家では、投資商品の情報を調べるのは主に私です。
妻は投資そのものに強い関心があるわけではありませんが、長期投資であれば細かな商品の違いをあまり気にせず、私が調べた内容を信頼して任せてくれています。
だからこそ、商品を増やして管理を複雑にするより、一つの分かりやすい投資信託を自動で積み立てる方法が合っていました。妻が証券口座をほとんど開かなくても積立を継続できていることは、我が家にとって大きなメリットです。
「オルカンだけ」は今後も変わらないとは限らない
現在は夫婦ともにオルカンだけを積み立てていますが、この形をずっと続けると決めているわけではありません。
妻のオルカン積立は維持しながら、私の分については米国株や高配当株など、少し積極的な運用へ変えることも考えています。ただし、これはまだ私の中で検討している段階です。
どの商品を選ぶか、米国ETFを直接買うか、日本の投資信託を利用するかも決まっていません。この部分は実際の方針が固まってから、別の記事で整理するつもりです。
オルカンは私たちが積立を続けるための基本商品だった
オルカンが将来最も高いリターンを出すかは分かりません。S&P500や個別株、高配当株など、別の商品が合う人もいると思います。
それでも私たちにとっては、世界中に分散し、細かな管理をせずに積立を続けられることが大切でした。商品選びに時間を使いすぎず、夫婦で積立を習慣にできたことを考えると、オルカンを基本商品にした判断は今のところ自分たちに合っていたと思います。
これから投資先を一部変えたとしても、まずはオルカンで続けられる仕組みを作れたことが、次の投資方法を考える土台になっています。

