経理を11か月経験して転職。新しい職場で学び直していること

請求書や資料を確認しながら、忙しく経理業務に取り組む男性 仕事・学び

前職で経理を11か月経験した後、もっと経理の仕事の幅を広げたいと考え、今の会社へ転職しました。

前職で担当業務に慣れる中で、次はこれまで触れたことのない業務にも挑戦したいと思うようになりました。

前職で担当していた業務と、転職を考えた理由

前職では、売上・仕入に関する伝票入力、入出金管理、経費処理を主に担当していました。日々の処理を通じて経理の基礎を学べた一方で、次は月次決算の締めまで含めた仕事の流れを理解したいという気持ちが強くなっていました。

当初は、退職予定だった方からさらに引き継ぎを受ける予定でした。しかし、その方が退職しないことになり、自分の役割や引き継ぎの範囲が曖昧になりました。結果として、それ以上の業務を引き継ぐことが難しい状況になりました。

このまま長く勤めても、月次決算の締めまで経験する機会は少ないかもしれないと考え、転職を準備しました。前職に不満があったというより、経理として次に何を経験できるかを優先して考えた結果です。

転職活動で重視したのは「何を経験できるか」

現職だけでなく、転職活動中に応募した会社を選ぶときも、最も重視したのは「どのような経験を積めるか」でした。

現職に入って感じたのは、経理の仕事は一人で完結するものではなく、AR、AP、GL、OMなど、複数の業務領域やシステムがつながっているということです。前職では日々の処理が中心だったため、こうした全体の流れを意識すること自体が新しい学びになっています。

将来は、どこか一つの領域を主担当として持ちながら、月次決算や年次決算までの流れを経験したいと考えています。そのため、求人を見るときも会社の規模だけでなく、任せてもらえる業務の範囲や、他の業務とどう関われるかを確認していました。

現職に入社して3か月目の今は、相殺処理と固定資産(FA)業務を中心に、少しずつ売掛金管理(AR)業務の引き継ぎも受け始めています。経験があっても、会社が変われば資料の流れやルールは変わります。前職では経験していなかった業務を学び直す中で、意識していることが少しずつ固まってきました。

最初に戸惑ったのは相殺請求書の引き継ぎ

入社後に最初に任されたのは、部署ごとに相殺処理が必要な請求書を確認し、会計ソフトへ計上する業務でした。

相殺とは、請求と支払いを差し引いて処理することです。言葉だけを見ると単純に感じますが、実際の引き継ぎでは迷う点が多くありました。

私は3つの拠点で3人から引き継ぎを受けましたが、同じ業務でも確認の仕方や進める順番はそれぞれ違っていました。請求書には税抜金額だけが記載されているものもあれば、税込金額だけが書かれているものもあります。データをExcelだけで受け取るケースもあり、最初はどこを基準に確認すればよいのか混乱しました。

取引規模が大きい取引先や、取引件数の多い取引先では、EDIデータで届くこともあります。そのままでは確認しづらいため、必要に応じてExcelを見やすい形に整える作業もあります。

この経験から、手順をそのまま覚えるだけでは足りないと感じました。どの数字を確認し、なぜその処理になるのかまで理解しておかないと、少し形式が変わっただけで迷ってしまいます。

簿記で学んだ言葉と、実務で見る数字は違って見えた

その後、固定資産(FA)業務も担当するようになりました。前職では経験のなかった業務だったので、複数の帳簿がどのような役割を持ち、どこでつながっているのかを理解するのに苦労しました。

残存価額、減価償却、減価償却累計額といった言葉は、簿記2級の勉強でも触れていました。それでも、実際の会社では管理している固定資産の数が想像以上に多く、「これだけの資産を一つずつ管理しているのか」と驚きました。

FA業務を通じて、資産がどの帳簿に反映されるのか、固定資産税の申告ではどの帳簿を確認するのか、帳簿ごとに何が違うのかを少しずつ学んでいます。教科書で覚えた言葉が、実務の中で少しずつつながってきた感覚があります。

分からないことは、自分で整理してから早めに聞く

仕事中に理解できない言葉や一般的な仕組みが出てきたときは、AIや検索を使ってまず自分なりに整理しています。ただし、会社ごとの処理や判断は一般論だけでは決められません。

AIには用語や基本的な考え方を聞く程度にして、請求書や社内データをそのまま入力しないようにしています。そのうえで、実務で分からない点は抱え込まず、上司にすぐ確認するようにしています。

自分で少し調べてから質問すると、何が分からないのかを伝えやすくなります。答えを聞くだけで終わらせず、次に同じケースが出てきたときに確認できるよう、資料や過去の処理も見返すことを意識しています。

固定資産を担当するからこそ、申告まで理解したい

固定資産を担当する以上、関連する知識を自分のものにしたいと考えています。

将来的には、固定資産税の申告書を作成・確認し、内容が正しいかどうかを自分で判断できるようになりたいです。今はまだ帳簿の違いや処理の流れを理解している段階ですが、目の前の作業だけで終わらせず、その先の申告まで意識して学んでいきたいと思っています。

AR業務も引き継ぎが始まったばかりで、まだ十分に説明できる段階ではありません。まずは今任されている相殺処理とFA業務を確実に身につけながら、少しずつ担当できる範囲を広げていくつもりです。

転職してよかったと思う一方で、不安もある

転職して3か月目の今は、前職では経験できなかった相殺処理や固定資産業務に触れられているため、転職してよかったと感じています。業務の範囲が広がり、これから学べることも多いと実感しています。

一方で、今の自分の知識だけでは足りないと感じる場面も少なくありません。帳簿同士の関係や処理の流れなど、すぐには理解できないこともあります。

だからこそ、目の前の作業を終えるだけでなく、各業務がどこにつながっているのかを一つずつ確認していきたいです。これから勉強を続けながら、仕事全体の流れをより詳しく見られるようになりたいと思っています。

まとめ

経理を11か月経験して転職した後でも、会社が変われば新しく覚えることは多いと感じています。

それでも、分からないことを自分で整理し、必要なときに早めに確認することを続ければ、少しずつ理解できる範囲は広がっていくと思います。

相殺請求書の処理や固定資産業務を通じて得た経験を、将来は固定資産税の申告までつなげられるようにしていきたいです。

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